こんにちは、しろくまです。
僕は統合失調症患っており、障害年金と生活保護を受給して暮らしています。
ただ、全く働いていないかと言えば、そうではなく、クラウドソーシングを利用して在宅ワークを中心に働いています。
最近では、いわゆるギグワークと呼ばれる業務形態ですね。
ギグワークと似た働き方にフリーランスと呼ばれるものがあります。この2つの違いは一体何なのでしょうか。
この記事ではフリーランスとギグワークとはどんな働き方か、その違い何なのか、また生活保護を受けながら働くと生活保護費はどうなるのかについて解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
ギグワークとは
ギグワークとは、インターネットを利用して単発の仕事を請け負って働く労働者の総称です。
継続的な受注ではなく、単発の仕事を都度受け付けて働きます。
ギグワークの普及は、日本よりもアメリカや中国が先んじており、仕事を発注する企業側と、仕事を受注する個人の間を取り持つプラットフォームの市場拡大に注目が集まっています。
ただ、日本でも働き方改革によって副業への注目が集まったり、コロナ禍において本業の仕事の業績が低迷しており、収入を補填する目的で、ギグワークを始める方が増えているようです。
フリーランスとは
フリーランスとは成果報酬型の働き方です。
求められている成果物を納品することで、それに応じた報酬が支払われます。
ギグワークとフリーランスの違いについて
ギグワークとフリーランスの違いは、実はそう明瞭に分類されているわけではありません。
ここでは、強いて言うならば、どう違うかを述べていきます。
単発か継続か
フリーランスもギグワークも個人で仕事を請け負う形態の働き方です。
しかし、請け負う仕事の継続性が異なります。
単発の仕事を受け負う働き方がギグワークです。フリーランスの場合は、1つのプロジェクト毎に仕事を請け負います。
なので、フリーランスの方が、比較的安定した収入を得ることができるでしょう。
ただ、プロジェクトといっても、大小さまざまなものがあり、実質単発であるプロジェクトも多くあります。
僕の場合は、クラウドソーシングを利用してWEBライターとして仕事を請け負っていますが、ほとんど単発仕事であり、ギグワークに近い形態で働いていると言えます。
仕事の受注方法
仕事の受注は、ギグワークもフリーランスもインターネットを利用して行い、発注者とは雇用契約は結びません。
フリーランスの場合は案件単位、プロジェクト単位で仕事を受注します。
それに対し、ギグワークの場合は、時間単位で単発の仕事を複数受注します。フードデリバリーがそのいい例です。
つまり、ギグワークの場合、単純な作業を時間単位で何件もこなす仕事のスタイルと言えるでしょう。
専門的知識やスキルが必要か否か
ギグワークとフリーランスを分類する一つの条件に、専門的なスキルが必要か否かというものもあります。
ギグワークは比較的、単純な仕事を時間単位で複数熟すことが求められます。
一方フリーランスの場合、専門的な仕事をプロジェクト単位で請け負います。なので、ITエンジニアなどはフリーランスと呼ばれることが多いです。
しかし、僕のようなWEBライターの場合、クラウドソーシングを利用して、本質的には単発の仕事を請け負っているため、ギグワークに近い働き方といえます。
よくフリーライターという言葉を聞くことがありますが、本質的には、フリーランスというよりもギグワークといった方が、現代の実情に沿っています。
ギグワークが普及する背景
最近になって、ギグワークが普及してきている要因は何なのでしょうか。
ここでは、その理由を解説していきます。
テクノロジーの進化
ギグワークが推進されてきている要因の一つに、テクノロジーが進化し、社会の構造が変化してきていることがあげられます。
あらゆるものがデジタル化され、スマホが普及してきたこともあり、インターネット上では、プラットフォームサービスが急増しています。
クラウドソーシングや、フードデリバリーはその最たるものでしょう。
このような社会では、時間や場所に囚われず、好きな時に、好きな場所で仕事をすることが可能になります。
仕事を探している人と、仕事を依頼したい会社が円滑にマッチングされる土壌が、現代のデジタル化社会で形成されつつあると言えます。
コストの削減
ギグワークでは、企業と個人の間に雇用関係はありません。
そのため、人を雇うときよりも、人件費を抑制できるというメリットが企業側には生まれます。
ここでいう人件費とは、毎月の給与や社会保険費、福利厚生や有給休暇などのことを指します。
これら人件費が諸々かからず、成果報酬しか負担にならないので、企業としてはメリットが大きと言えます。
また、仕事の受注側のメリットは仕事をしたいときにだけ、仕事を受注して働くという自由なスタイルで働くことができるという点があげられます。
ギグワークの種類
ギグワークにはどんな種類のものがあるのでしょうか。
ここでは、ギグワークの代表的な例をあげていきます。
荷物の配達員
軽トラックや軽バンなどの軽貨物車両を利用して荷物を配送する仕事です。
ギグワーカーは事前に配達エリアや仕事の時間帯を申請しておき、企業や配送ステーションから荷物を受け持ち、その荷物を個人や企業に配達するといった流れで、荷物の配送にあたります。
代表的なサービスには「Amazon Flex」や「PickGo」といったプラットフォームサービスがあげられます。
フードデリバリー
フードデリバリーサービスとは、自店舗で捌ききれない食事の配達を、ギグワーカーに依頼して、配達してもらうスタイルのサービスを言います。
代表的なサービスに、ウーバーイーツやパンダデリバリー、出前館などがあります。
このサービスはコロナの感染拡大で、外出の自粛が促されたことで、その市場規模を拡大してきたという経緯があります。
移動手段としては、自転車や原付きバイクなどがあり、プラットフォームに登録すれば、気軽に仕事を始められるといった特徴があります。
データ入力、イラスト作成
データ入力やイラスト作成も、ギグワークの一種になります。
これらの仕事は、クラウドソーシングで受注することができます。在宅で仕事をしたいと言う方や、自分の好きなことで報酬を得たい人にとっては、便利な働き方となるでしょう。
生活保護を貰いながら働くとどうなるのか
僕は精神疾患を患っており、障害年金と生活保護を受給して生活しています。
さらに、ギグワークとしてWEBライターのお仕事もこなしています。
このような場合、生活保護はどうなるのでしょうか。
ここでは、生活保護受給者が働くとどうなるのかをご紹介します。
生活保護費が減少する
生活保護を受給している状態で、収入が発生すると、その月に貰える生活保護費が減少します。
例えば、僕の場合は、月の必要金額が14万円程度と計算されています。この金額は、生活保護の申請をした時に決定されるものです。
そこに障害年金の受給が10万円程度なので、実質生活保護は4万円程度になります。
さらに、ギグワーカーとして働いて収入があれば、その4万円からさらに収入分が差し引かれます。
なので、例えば、働いて月に2万円が収入があるとすると、生活保護費は実質2万円になります。
ケースによっては、生活費を返金することもある
生活保護を受けているのに、多額の収入がある場合は、生活保護費を返金しなければならないケースがあります。
例えば、僕の場合は、7〜8万円程度収入があった場合は、過去に支給された生活保護費を返納したこともあります。
なので、生活保護費の上限に対して、十分な収入がある場合は、生活保護から脱却して、普通に暮らした方がよい生活がおくれるでしょう。
金銭面での安心感がある
生活保護を受給していれば、当り前ですが最低限の生活費が保証されます。
そのため、金銭面での安心感があります。
ただし、最低限度の生活費なので、積極的な消費はできません。
毎日納豆飯生活であったり、安い野菜を使った野菜炒めなどを食べて、空腹をしのぐことになります。
ただし、今の時代無料で楽しめる娯楽は沢山あり、賢く生活すれば、それほど惨めに感じることもありません。
節約を楽しみながらできる方であれば、生活保護の受給を基本とした生活もありなのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで、ギグワークやフリーランスとは何か、その違いは何か、生活保護を受給しながら働きくとどうなるのかを中心に触れてきました。
この記事でのポイントを整理すると以下の通りです。
- ギグワークとフリーランスの違いは、単発で仕事を受け負うか、プロジェクトで引き受けるかの違いがある。
- ギグワークには、荷物の配達やウーバーイーツ、WEBライターなどがある。
- 生活保護を受給しながら働くと、その収入分だけ生活保護費を減らされる。
ギグワーカーやフリーランスといった働き方は、これからもっと増えていくと考えられます。
ただ、日本ではまだ法整備が進んでおらず、ギグワークやフリーランスといった働き方は不安定な業務体型です。
このような働き方でも安定して生活できるような社会になることを強く望みます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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